訳者「鹿嶋春平太(かしましゅんぺいた)

(訳者略歴)

鹿嶋春平太は宗教社会学者。
著書は『聖書の論理が世界を動かす』『誰もが聖書を読むために』『神とゴッドはどう違うか』(以上、新潮社)
『聖書が面白いほどわかる本』『キリスト教のことが面白いほどわかる本』(以上、中経出版)など。
電子書籍には『自己神欲が諸悪を産む』『私のヨハネ伝解読』(1&2)(以上、Amazon Kindle)などがある。

本名:肥田日出生は経済学者。
明治学院大学名誉教授。
著書に『経済学とマーケティング学の対話』『凹型小売革命』(以上、ダイヤモンド社)、
『高品質の時代』(日本経済新聞社)、『小売原論』(TBSブリタニカ)、
『現代マーケティング論考』『マーケティングミックスの論理』(以上、中央経済社)など。

【ブログ】
鹿嶋春平太チャーチ
http://blog.goo.ne.jp/shunpeita1

【E-Mail】
shunpeita1@yahoo.co.jp

【YouTube】
連載動画「ヨハネ伝解読」 
https://www.youtube.com/watch?v=8iz7FmUYtYw


目 次

はじめに

訳者解説 〜聖句に真理を探究した人々の物語

1 真理
2 真理は仮説と違う
3 創造神と在物神
4 聖書はどう出来たか
5 「真理だという宣言」をどう受け止めるか
6 聖書メッセージの概略
7 キリスト教には二つの活動方式がある
8 教理統一教団の生成と発展
9 二つの方式を比較すると
10 「水と油」の活動方式
11 片肺飛行のキリスト教情報

バプテスト自由吟味者

1章 聖句自由吟味者の活動原理
2章 いくつかの自由吟味グループ
3章 近代バプテストの誕生
4章 新大陸での近代バプテスト
5章 信教自由国家の建設に向けて
6章 信教自由憲法ついに実現!
7章 連合会創設と西部への宣教
8章 連合会、南北に分裂
9章 抜群の教育活動と社会改善活動
終章 流血の歴史土壌から咲き出た花

訳者あとがき

定価 1,000円+税/四六番 並装
ISBN 978-4-909201-02-7

「バプテスト自由吟味者」
著者の思い

 ~知性のダイナマイト~

 この本は、もし国民の二割が中身を把握したら、国家社会が「いのち」輝くものに一変する~そういう本です。

 話は、キリスト教に関する誤った常識の是正からはじまります。人類はいまも、素人、専門家こぞって「キリスト教には旧教と新教だけがある」と思っている。旧教はカトリックで、新教はそれに反発して出来たその他もろもろの教派で、プロテスタントと総称されている・・・これ常識、そう信じている。
あなたもそうだよね。

 ところが実は、両者共ホンモノから派生した「あだ花」にすぎないのです。本物はこれらとは真逆の活動方式のものである。そして、その方式の中に、近代民主制社会の種も、人間が最も幸福感をもって生きられる社会の仕組みも秘められている。
・・・本書はそれを史上初めて明かします。

 この知識を得れば、人間ひとりひとりの「知性」が活性化を突然開始します。宗教観の新生を超えて、精神全体が自己改造していく。これオートマチックです。そしてその人が二割に達したら、国は素晴らしく生まれ変わる。まゆつばだろうが何だろうが、まあ、読んでみてください。まず、突如活性化したあなたの「知」を自覚するでしょう。・・・本書はそういう本です。知性のダイナマイトです。

 いま奇しくも、奈良県の小出版社から出た幼児教材本『ぼくのなぜ、わたしのなぜ』が静かなブームを起こし始めています。本書が「大人向けの”ぼくのなぜ、わたしのなぜ”」となって、人類世界の「知」を根底から開いていくことを願っています。


世界史を読み直す本 !!

 キリスト教には二つの聖書があります。旧約聖書と新約聖書です。

 旧約聖書は紀元前1500年から400年にかけて、モーゼを筆頭に20人以上の人々が書いています。神のお告げを記録したといわれています。旧約聖書には、神のことば、つまり聖句が900あるといわれています。

 新約聖書は紀元前20年から西暦70年にかけて、イエスの教えを中心に書かれています。イエスの教えも数えきれないくらいあります。

 さて、ところで、聖書のことば、つまり聖句をどのように理解するか、キリスト教には二つの方式があります。

 第一は、自由吟味方式です。紀元後35年から100年間はこの方式だけでした。小グループで個々人が聖句を自由に解釈し交換しました。その結果、意見を出し尽くすと同意と共有に至ったといいます。そこには真理発見の喜びがあり、確信が芽生えたといわれています。

 第二は、教理統一方式ですが、これは紀元後2世紀から始まります。聖句について教団教理の統一解釈が示されました。それ以外の解釈は異教とされました。当然のことながら、自由吟味方式は異教徒になります。自由吟味方式を尊重するバプテストは迫害され、死を以て報いられました。そうしてその後のキリスト教史から封印されてしまいます。そのために、いまバプテストのキリスト教前史は陥没しています。

 バプテストの記録を、フランク・S・ミードという人が小冊子に著していました。それを鹿嶋春平太という方が翻訳・解説しています。真理を極めた労作です。

 バプテストは、民主主義の原理を紐解いています。意見を出し尽くせば自ずから真理に至る、それは確信になるということ。アメリカ建国の理想はまさにこにあるということ。そうして政教分離の憲法の基本がここに宿るということ。

 「バプテスト自由吟味者」なる書籍は、キリスト教の教えを説く本ではありません。。世界史を読み直す本です。ご一読を切望します。

 



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